速さのマナー
同席者への配慮が必要
レストランなどで食事をする際には正しいテーブルマナーを実践したいものですが、つい日頃のクセが抜けきらずに出てしまう場合があるものです。
最低限のマナーとして注意していただきたいのが、食べる速さです。
速すぎるのも問題ですが、遅すぎるのもいけません。
あくまでも相手のスピードに合わせるように食べるのが正しいマナーです。
食べる速さのマナーを守る場合は、具体的にどのような点に注意するべきなのか確認しておきましょう。
食事の速さを合わせる理由
普段は自分の食べる速さを意識している方は少ないと思いますが、色々な人と一緒に食事をしていると自分が人よりも速いのか遅いのかが把握できるはずです。
明らかに自分の食べ方が人よりも速いとか遅いという場合は、同席する方の食べ方をよく見ながら合わせるようにしてください。
食事の速さを相手に合わせなければいけない理由は、一緒に食事を楽しむべきという事と、食事の配膳や食器の片付けをしてくれるお店側の効率が良くなる事があげられます。
食べることに集中するというよりも、会話を楽しみながら食事を楽しみたいものです。
きちんとテーブルマナーを理解している方なら、あなたの食べる速さに合わせてくれようとするはずですが、あなたがあまりにも速すぎたり遅すぎたりすると合わせるのが大変だと感じるでしょう。
食べる速さを合わせるのに苦労していると、食事を楽しむ余裕も感じられません。
お店側としても一つの席で食事が食べ終わるタイミングが異なると、片付けをしたり次の料理を配膳するタイミングが把握しにくくなります。
できるだけスムーズにサービスが提供できる状態にするためにも、同席者と食べるスピードを合わせることが一番良い方法になります。
食事の速さの合わせ方
では、具体的にどのようにして食事の速さを合わせたら良いのか考えてみましょう。
自分の食べるスピードが明らかに速いという場合は、できるだけよく噛むようにしてください。
食べるのが速い方はあまりよく噛んでいない傾向があり、ほとんど飲み込んでいるような食べ方をしている方が多いようです。
内臓への負担を軽減するという意味でも、しっかり噛む習慣を身につけるようにしてください。
また、飲み物で食べる速さを調整するのもおすすめです。
自分の食べ方が遅いという場合は、頑張って早めに食べる努力をしてください。
同席者が正しいテーブルマナーについてきちんと理解しているなら、きちんとあなたの速さに合わせてくれますが、あまり気にしていない方の場合はあなたの食べ方はお構いなしで自分の食事に集中するものです。
特に男女で同席している場合は、女性の食べ方が遅い傾向があるため、相手に合わせるのが大変です。
お互いに思いやりながら楽しいお食事になるように心がけましょう。