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言葉遣いのマナー

敬語の種類とその違い

ビジネスでは原則として敬語を使います。
敬語には丁寧語、謙譲語、尊敬語の3種類がありますが、それぞれの違いを正確に理解しているでしょうか。
丁寧語は語尾にです、ますをつけることで丁寧な表現になったもの、謙譲語は自分を低めることで相手を高め、相手に対する敬意を表します。
尊敬語は相手の状態や行為などに対して敬って言うことで敬意を表しています。
ですから、謙譲語を相手に使ったり、尊敬語を自分に使うのは間違った使い方となります。

なお、社内の人のことを社外の人に話す場合、社内の人に敬称をつけたり尊敬語を使ったりはしません。
役職名そのものが敬称ですので、社長だったとしても名前を呼び捨てにするのが正しいです。
ただ、よくある苗字だったり他に同じ名前の人がいたりする場合など、社長の○○などのようにして呼ぶと誤解が生まれにくいでしょう。
そして、敬語では自分のことは基本的にわたし、わたくしと呼びます。
様々な流行の言葉がありますが、そういった言葉も色々な年代の人と接することが多いビジネスの場では、誤解されることもあるためできるだけ使用しないようにします。

正しいようで間違っている言葉遣い

ビジネスの場において、正しいように見えて実際は間違っている言葉遣いがあります。
ファミコンことばと呼ばれるものがそれで、ファミレスやコンビニでよく使われていることから、ファミコン言葉と言われています。
たとえば、おつりのほうは○○円です、のような言葉です。
これは正しくはおつりは○○円です、と言います。
この他、こちら○○になります、おビールをお持ちします、などがあります。
正しくは、こちら○○でございます、ビールをお持ちします、となります。

「お」や「ご」をつけると丁寧ですが、何にでもつければ良いというものでもありません。
相手のペットだとしても動植物には使いませんし、外来語や「お」で始まる言葉、自然現象などにもつけません。
間違えやすい敬語のチェックポイントとしては4つあり、相手に謙譲語を使っている、過剰(二重)敬語になっている、相手の立場に適した敬語ではない、尊敬語と丁寧語が混在している、という場合は間違っているので避けます。
敬語を正しく使うためには、用語、使い方をしっかり覚える必要があります。
最初は覚えたばかりで慣れないため、咄嗟に正確な敬語を使うことが難しいことも多いでしょう。

まずはこの7つから

敬語に慣れるまでは、接客7大用語と呼ばれる7つの挨拶言葉から使いこなせるようにしてみましょう。
具体的には、いらっしゃいませ、少々お待ちくださいませ、申し訳ございません、かしこまりました、大変お待たせいたしました、ありがとうございました、恐れ入りますが、の7つです。
これらをスムーズに使いこなせるようになる頃には、敬語が上手く遣えるようになっているはずです。

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