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左利きの方のテーブルマナー

和食の場合のマナー

テーブルマナーは多くの場合、右利きの人を基準にしていることが多いものです。
そのため、左利きの人にとってはマナー的に迷ってしまうことが多いかもしれません。

特に和食は、左利きの人にとってはマナーを守ると食べづらい食事かもしれません。
配膳のレイアウトは、左手でお茶碗を持ちやすいように左側に主食となるお米が置かれています。
右側には汁物が来て、メインのおかずは右側の奥にレイアウトされます。
これは食事の際の手の動線を考えたレイアウトとなっているため、左利きの人だと左右対称のほうが食べやすいかもしれません。

しかし和食のマナーとしては、左利きだからと言って配膳のレイアウトを置き換えるのはNGです。
左手で箸を使うことはOKですが、配膳は右利きの人が食べやすいレイアウトのままいただくのがマナーとなりますから、注意してください。

和食をいただく際の箸遣いに関してですが、左利きの人はまず右手で箸をとり、左手に持ち替えていただきます。
箸をおく際には、箸を持ち上げた時と逆の作業を行います。
左手に持っていた箸を右手に持ち替え、右手で箸置きの上に置きましょう。

洋食の場合のマナー

イタリア料理やフランス料理などの洋食もまた、右利きの人が食べやすい配膳となっています。
一般的には左手にフォークを持ち、右手にナイフを持っていただきます。
左利きの場合には、食事の際にナイフとフォークを持ち替えてもマナー違反にはなりません。
右手にフォーク、左手にナイフをもっていただきましょう。

ただし、配置されているナイフやフォークの場所を食事の前に置き換えるのはNGです。
食事をスタートしてから手で持ち替える、というスタンスが良いでしょう。
洋食レストランの中には、左利きのゲストに対してはカトラリーやグラスの配置を左右逆にしてくれるところもあります。
もしも可能なら、リクエストしても失礼には当たりません。

また格式高い洋食レストランでは、普段は左利きでも洋食をいただく時だけ右利きで食べるという人もたくさんいます。
それでも食事を楽しめるならOKですが、難しい場合にはナイフとフォークを持ち替えてもOKです。

中華はどうする?

中華料理にも食べ方のマナーはありますが、基本的には大勢で楽しくいただくことを前提としています。
そのため、左利きの人は箸を左手で持ってもOKですし、レンゲを右手に持っても問題ありません。
箸の持ち方に関しては日本食と同じで、配膳自体を置き換えるのではなく右手で箸を持ったうえで左手に持ち替えましょう。

円卓を回すのは時計回りで、これは左利きでも変わりません。
回しづらいかもしれませんが、この点は注意したい所です。

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