アフタヌーンティーのマナー

料理のマナー

アフタヌーンティーでは、ティーと一緒に軽食やスイーツを楽しむことができます。
サーバータワーで提供されるお食事は3段になっていることが多いのですが、上段にはスイーツなどのデザートが乗っており、2段目には温かい料理が乗っていて、3段目にはサンドイッチなどが乗っているのが一般的です。
料理をいただく際のマナーとしては、下の段から順番に食べていくのが正解です。

一つの皿に複数のアイテムが乗っている際には、色が薄いものや味が薄いものからいただきましょう。
色が濃いものは味も濃いことが多く、そうしたものから食べると次に食べたものの味が分かりづらくなってしまいます。
そのため、味が薄いものから順番にいただくのが良いでしょう。

アフタヌーンティーでは、料理に加えてアミューズやスープが提供されることもあります。
その場合、アミューズを最初に頂いたうえで次にスープ、そして下段のサンドイッチという順番でいただきましょう。

アフタヌーンティーでは、ナイフとフォークを使うことができます。
基本的に1口で食べられるものが多いので、1口で食べられない大きなものはナイフとフォークで切ったうえでいただくと良いでしょう。
ただし、サンドイッチのようなパンはナイフを使わずに手でちぎるという食べ方がマナー的に正解です。
スコーンが提供されることもありますが、スコーンも手でちぎっていただきます。
いただく順番ですが、スコーンはデザートの前に頂くのがマナー的に良しとされています。

飲み物に関するマナー

アフタヌーンティーにおける飲み物は、基本的には飲み放題です。
ポットごと提供されることが多く、ポットの中を飲み干しても問題ありません。
お代りをいただく際には、1杯目はストレートでいただき、2杯目をミルクティーでいただくなど味を変えるという楽しみ方もできます。
特に2杯目をミルクティーにするという飲み方はアフタヌーンティーの定番で、茶葉の苦みがミルクによってまろやかになり、ティーをより一層楽しめます。

また紅茶を飲む際には、カップだけでなくソーサーも持ち上げると品よく見えますし、マナー的にもおすすめです。
ソーサーにスプーンが乗っている場合、スプーンをおろす必要はありません。
ソーサーを左手で持ちながら、右手でカップを持ち上げて飲む、という方法が良いでしょう。

服装はどうする？

アフタヌーンティーは、マナーを大切にします。
服装もできればTシャツや短パンは避け、そのままおしゃれなレストランに足を運んでも問題なさそうな服装で赴くのがおすすめです。
女性の場合、パンツスタイルでもスカートスタイルでも大きな問題はありません。

靴にも気を使ったほうが良いでしょう。
ビーチサンダルやスリップオンなどはできるだけ避けたほうが良く、男性は素足で履くタイプの靴はNGと考えましょう。
女性の場合には素足で履く靴でもOKですが、カジュアルすぎるデザインのものよりもおしゃれな服装とバランスが取れるものを選ぶと失敗しにくいです。