結婚内祝いを贈るときのマナー

結婚内祝いとは

結婚内祝いというのは、結婚祝いをいただいた方にお返しの意味で贈る贈答品のことです。
披露宴の招待客には結婚式当日に引き出物をお渡しするのが普通ですが、当日披露宴に来れない人や披露宴に招待していない人から結婚祝いをいただいた場合に結婚内祝いを贈ります。

結婚祝いと同様に内祝いにも「贈ってはいけないアイテム」というものがありますから、これに注意して品物を選ぶ必要があります。
結婚に関する贈り物では、縁起をかついで「切るもの」や「割れもの」は選ばないのが普通です。
ガラスの食器や薄手の陶器などの割れやすいものは先方に届いた時に割れていると不吉ですから、極力避けるようにします。

「4」や「9」といった忌み数字にちなんだ品物も、結婚内祝いとしてはふさわしくありません。
現金を贈るのも、内祝いとしては失礼とされています。

贈る際のマナーですが、のしには「内祝い」または「寿」などと記し、水引は紅白または金銀の結び切り(10本)にします。
結び切りというのは解けないように固く結ばれており、「一度だけでよいお祝いごと」によく使われます。

水引の下には結婚後の新姓のみ(通常は新郎の名字)か、新郎新婦の名前のみを連名で表記します。

結婚内祝いを贈るタイミング

結婚祝いをいただくのはだいたい挙式の2ヶ月前から一週間ぐらい前が普通で、いただいたらすぐに電話かメール、お礼状でお礼の気持ちを伝えるのがマナーです。
相手が年配の方の場合にはメールでお礼状を出すと失礼に思われることがあるので、できるだけお礼状を郵送することをおすすめします。

また、結婚祝いは貰ってすぐにお返しの内祝いを送るのではなく、挙式から一か月以内にお祝いをいただいた相手に一律に送るようにしましょう。

結婚内祝いの金額の相場

一つ気をつけなければいけないのは、内祝いが頂いた贈り物よりも高すぎる、または安すぎる場合です。
大体の目安としてはいただいた品物の半分の金額のものをお祝いとして贈るのが良いとされています。
相手が親戚であれば3分の1の金額でもかまいません。

お祝いの品を連名でいただいた場合、例えば15,000円の品物を5人の連名でいただいたような時は15,000円÷5人=3,000円の半分ですから内祝いは一人あたり1,500円ということになります。
しかし1,500円の内祝いでは安すぎて気が引けるという時は、2,000円程度の品を選んでもかまいません。

いずれにせよ、結婚祝いをいただいたら金額を確認しておき「内祝いリスト」を作成しておくようにしましょう。
こうすればお返しを忘れる人が出てくる心配もありませんし、内祝いの金額がトータルでいくらぐらいになるかも一目でわかります。

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