快気祝いを贈るときのマナー

快気祝いとは?

快気祝いとは、お見舞いや退院祝い、回復祝いと違い、入院していた方が、入院中にお世話になった人々に送るギフトです。
快気とは、入院していた人が、回復して元気になることであり、入院中にお見舞いにきた方などに、感謝の気持ちを込めて、ギフトを送ります。

そのために、退院にしてから2週間ぐらいの間に贈るのが普通であり、退院後時間を空けすぎるのは、何の贈り物か相手はわからなくなってしまいます。
無事に回復したことを報告することも兼ねており、回復したばかりなので、自分の都合もあり、それほど急ぐ必要はありません。
また、快気祝いは元気になってから贈るものであり、入院中には贈りません。

快気祝いでは、紅白結び切りの熨斗を使います。
熨斗には、快気祝いなどと書いておくと良く、贈る本人の名前も記載します。
品物を送る時は、仏滅などは特に気にせずに贈って構いません。
特に郵送だといつ受け取ってもらえるかわからないので、気持ちを込めて贈れば良いです。

贈る品に関して

贈り物は形に残らない品を贈ります。
これは病気から回復後、体の不調が残らないようにという意味を込めており、消えて残らない物を贈るほうが良いとされます。
たとえば、石鹸などの消耗品や、お菓子などの食べ物が良いでしょう。
現金や商品券は、目上の人などはもらうと失礼と考えている方もいるので、避けた方が無難で、やはり形に残らない物の方が良いです。

現金や商品券の代わりに、カタログギフトを贈る方もいます。
カタログギフトだと、相手が好きな物を選ぶことができ、また金額もわからないので、快気祝いのギフトとしても適しています。
特にカタログギフトだと、できるだけいろいろな品が載っている方が、相手の年齢や立場にかかわらず、好きな物を選べます。

病院へのお礼をしたという方もいるかもしれませんが、最近は病院側で受け取らないという事も多いです。
お礼を受け取るかどうかは、病院に確認してみましょう。
病院へのギフトとしては、賞味期限が長く、食べ物であり、小分けにされたものが良いでしょう。
もちろん、病院に送るときも、熨斗を付けて贈ります。

添えるメッセージ

快気祝いの品を、直接手渡しで贈るときはお礼を言えますが、郵送だと伝えることが出来ません。
どのような形で贈るにしても、一言メッセージを添えると良いです。
目上の方や同僚なら、多少丁寧語でメッセージを書き、友人なら少し砕けた表現でも良いかもしれません。
会社の人へのメッセージならば、どの程度回復したか、いつ会社に復帰するか書いておくと良いでしょう。
そしてお礼のギフトを贈るという旨も書いておき、最後にこれからもよろしくお願いします、というニュアンスの文章で締めくくります。

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