海外での基礎マナー【タイ編】

覚えておきたい参拝、合掌、服装のマナー

タイのマナーについてですが、タイでは「挨拶の際に合掌するのが基本」となっているので、マナーの1つとして理解しておいたほうが良いでしょう。

日本でも仏教といった宗教を重んじる個人、団体が存在しますが、海外では宗教を尊敬している人、宗教上のマナーを大事なものとして崇めている人が多くいます。
そのため、合掌をしていないというだけで、タイのマナーを理解していない人物と扱われることもあります。
参拝時などは特に問題視されることがあるため、厳粛な場においては合掌をして挨拶するようにしましょう。

次に、参拝時の服装にも数多くの注意点があります。
例えば、「タンクトップの着用、半ズボンの着用」を、タイ人は好ましく思いませんので、このような服装に注意して参拝したほうが良いです。
身だしなみが悪いという扱いを受けるだけでなく、参拝する寺社によっては「参拝がNGになることもある」ので、身だしなみには特に注意したほうが良いのです。

気候が涼しくありませんので、タイでは観光気分で「サンダルを履いてしまう」人も多くいます。
ですが、参拝時はサンダルもNGになりやすいので、サンダルではなく、足をしっかりと覆ってくれるような履物(色が派手ではないシューズなど)を履いたほうが賢明でしょう。

それと、参拝という行為そのものは「神聖なもの」であることを、しっかりと認識したほうが良いです。
気候が涼しくないという理由で、「着衣を脱いでしまう」というのは良くありません。
暑い環境のなか落ち着いた対応をできないという場合は、参拝をやめて飲食店などで涼んでから、気持ちを切り替えて参拝を再開したほうが、タイのマナーを理解した参拝となるでしょう。

子供の頭でも触ってはいけない

タイには独自のマナーも存在するのですが、「頭を触るのは良くない」というマナーが存在します。
なぜかというと、タイには「頭は精霊が宿る場所」という考えが存在するからです。

そのため、人の頭を良く触るという行為は、相手の尊厳を大事にできない人の行為・・・という扱いを受けてしまい、場合によっては対人トラブルを引き起こしてしいまう危険性もあるのです。
このような考えは、「子どもに対しても適用される」ので、可愛らしい子どもが寄ってきた際も頭を触らないように注意しましょう。

それと、「僧侶は尊敬されている」ので、不用意に近づく、着衣などを触るというのも良くありません。
また、「僧侶に女性が近づく」行為は、どのような状況であっても厳禁とされています。
僧侶のほとんどは修行のために、世俗との関係を切り離している人物なので、「修行を邪魔する者」という扱いを受けることがあります。

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