海外での基礎マナー【スペイン編】

スペインでは、日本とは異なる独自のマナーが存在します。ビジネスや観光で訪れる際に知っておくと役立つポイントをまとめました。

スペインの食事マナー

スペインでは昼食は重要な社交の場であり、一般的には14時から15時頃に食べることが一般的です。夕食は日本よりも遅い時間帯で、21時以降に始まります。食事はゆっくりと進めることが重要で、特にランチやディナーは時間をかけて楽しむこととされています。
テーブルマナーにも気を配りましょう。エレガントに振る舞うことが好印象ですが、大声で話すことや他の人を指さすようなことは避けましょう。
また、日本と同様に食事が終わったからといってすぐに席を立つのは失礼とされます。特にビジネスの場では、全員が食事を終えるまで待つようにしてください。

食事にはパンを添えることが一般的で、料理のソースをパンで拭ったり、一緒に食べることもポピュラーです。料理の順番は前菜、メインディッシュ、デザートの順になっていることが多く、単なる栄養摂取だけでなく、コミュニケーションやリラックスの場として重要視されます。地元の食文化やマナーを楽しみながら、スペイン滞在をより豊かな体験にしましょう。

発言のマナー

スペインでは、会話の中での発言に特定のマナーが求められます。
まず、相手の出身地や家族についての言及では、スペイン人の誇りを尊重することが重要です。相手の出身地や家族、恋人、社会や文化、宗教や政治に対して否定的な意見や批判的な言葉は避け、積極的な関心を示しましょう。天候や観光地についての質問は良い会話のきっかけになります。
日本と同様に、敬意や礼儀を重んじる点や控えめな姿勢を示す点、言葉の裏に含まれる意味やニュアンスを読み取る必要がある点など共通点があります。
これらのマナーを守りながら会話を楽しむことで、スペイン人との円滑なコミュニケーションが図れます。相手の文化や感情に敏感になり、良好な関係を築くために努力しましょう。

日常でのマナー

スペインでは日曜日と祝日はほとんどの店が閉まっており、食料品や必需品の買い出しは前日に済ませる必要があります。この日はスペイン人にとって休息を取る大切な日であり、家族や友人と過ごす時間が重視されます。
また、スペイン人は一般的に日本人よりも時間の感覚が遅く、多くの店舗は昼前に開店します。朝食を提供する場所も9時ごろに開くことが一般的です。夜遊びも深夜から始まり、結婚式のパーティーも翌朝まで続くことも。
社交的で群れることを好み、友人や家族との集まりが定期的に行われます。地域の人々は近所のベンチやバーを交流の場として活用し、幅広い年齢層で交流します。これらの生活習慣からは、スペインでは家族や友人との時間を大切にし、社交性を重んじる文化が根付いていることが分かります。時間の感覚や食事の時間、交流の場所などが独特であり、その地域の生活や文化を体験する上で理解しておくと良いでしょう。

日本とは異なる点が多いですが、こういった違いも楽しめるよう国際関係学を学んでおくのがおすすめです。

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