日本では良くても海外ではマナー違反
日本では特にマナー違反とならなかったり、良いこととされることであっても、海外に行けばマナー違反であるということがあります。
知らなかった、では済まないような重大なタブーなどもありますので、海外へ行く前にはマナーについて調べてから行った方が安心です。
日常生活に関係する海外でのマナー
食事中、食器を持ち上げて食べないと日本ではマナー違反になることが多いですが、海外では反対です。
欧米のみならず韓国でも食器を持ち上げるのはマナー違反となります。
また、スープはもちろん麺類も音を立てて食べてはいけません。
熱い場合に息を吹きかけて冷ますのも避けます。
高級なブティックで買い物をする時、商品に勝手に触るのもマナー違反であることが多いです。
試着をしたい場合でも、まずは必ず店員に声をかけるようにします。
この他、トイレのドアをノックするのも良くありません。
海外では基本的に誰も入っていない個室は開けっ放し、入っていれば扉が閉まっているような構造になっているため、トイレでノックするという習慣自体がないのです。
欧米ではレディーファーストが当たり前の習慣となっています。
女性は恐縮することなく受けるようにし、男性はスマートに女性をエスコートします。
家の中でも靴を履いて生活する欧米では、公共の場で靴を脱ぐとマナー違反となります。
挨拶や会話でのマナー
海外でも挨拶は全ての基本となります。
レストランなどでもきちんと挨拶すれば、それだけで次以降のサービスが変わってくることもあるくらいです。
また、欧米では肩が触れただけでもSorryと謝ることが多いですので、その場合はThat’s all rightと返します。
日本人はすぐに頭を下げがちですが、本当に必要な場面以外でやたらと頭を下げていると、落ち着きのない印象を与えますので海外では控えます。
海外では挨拶の時に握手をする習慣が当たり前になっていることが多く、求められた時には照れずに応じます。
握手の強さやどちらの手でするかによって意味が変わる国もありますので、ビジネスで海外に行く場合はきちんと確認しておいた方が良いでしょう。
特にイスラム教徒が多い国では左手は不浄の手とされますので、必ず右手で握手します。
外国人の人と話す時は、よほど気心が知れている相手ではない限り、宗教や政治に関係するような話は避けるようにしましょう。
日本は世界で最も平和とも言える国ですから、同じような感覚でいると良くありません。
マナーとしては、親しくもないのに髪や目の色などの身体的特徴の話をするのは良くないことです。
欧米の人はスキンシップをよくしているというイメージから、抵抗がないのだと思いがちですが、それは親しいからです。
親しくなっていないのに近づき過ぎるとトラブルの原因となりかねません。
