海外での基礎マナー【韓国編】

握手、エスカレーター利用時のマナー

韓国では、日本とは違い握手の文化、マナーを大事にしている国です。
日本の場合、「親しみを込めて握手」という握手の概念が存在しますが、韓国では「作法も踏まえて握手」というマナーが存在します。
そのため、以下のような韓国式握手を知っていると、韓国のマナーを守った上で、尊厳を大事にした関係を築き上げることができるでしょう。

まず、韓国式握手では「年上、目上の方」と握手する際に、相手のことを思いやっているかどうかが試されます。
握手をする際は、「握手をしないほうの手を胸に当てる」ようにしましょう。
そして、「握手をしているほうの肘を意識して、握手をしないほうの手を添えておく」ようにすると、礼儀正しい韓国式握手となります。

基本的に、韓国では年上、目上、格上に対して礼儀ある対応をとることが、「絶対となっている」ことを理解しておいたほうが良いです。
そのため、年上、目上、格上の人に対して「頭を触る、手を叩く」ような行為を取ってしまうと、礼儀知らずとして嫌われてしまうことがあります。

次に、韓国ではエスカレーターの利用についても、マナーがあることを知っておきましょう。
韓国では、エスカレーターを「並んで用いる」というのがマナーとなっているため、日本のように「歩いて登る」という行為は良くないとされているのです。
日本ではあまり発生しないエスカレーターのトラブルが、韓国では良く発生するために、このようなマナーが存在していると理解して、トラブルを起こさないためにも登らない、利用時は並ぶようにすることを意識して利用してください。

喫煙、乗車のマナー

喫煙についても、韓国には独自のマナーが存在します。
例えば、「年上、目上の方」がいるような場所では喫煙をしないほうが良いでしょう。
また、韓国では「女性の喫煙を嫌がる傾向にある」ので、喫煙を行う際は「周りにあまり人がいない場所」で喫煙を行ったほうが、韓国の方と上手に付き合えるようになります。

乗車については、韓国では前述のように「年配者を大事にする」という考えが存在しますので、年配者に対して席を譲るというのは当然の行為です。
日本と同様のマナーといえますが、先に座っている若者などが、気にせずそのまま座り続けているような場合には周囲の人から注意を受けます。
韓国では礼儀に厳しいので、見かける年配者を大事にする精神をいつも以上に持ったほうが良いです。

また、このような場面でも年配者の体などを触るようにしないほうが、韓国のマナーを良く理解している人物として評価されます。
可能な限り、言葉などで席を譲りたいという意思表示を行い、そして、すぐに席を空けるようにすると、相手の方も快く席に座ってくれることが多いです。

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