海外での基礎マナー【インド編】

挨拶、服装のマナー

インドのマナーは、他の国と大きく違っているマナーが数多く存在しますので、今回は、他の国と大きく違っているところをピックアップしました。

まず、インドのマナーで重要となるものに「挨拶のマナー」があります。
インドでは、英語を用いてコミュニケーションをとることも可能となっているため、「グッドモーニング」と言うと挨拶を返してくれる人が数多くいます。

ですが、インド人としては「ナマステ」といった、インド人が用いている挨拶を行ってくれると、さらに相手とコミュニケーションがとりやすくなるという考えが存在しますので、このようなマナーを知っていると、上手にインド人と付き合っていけるようになります。

また、ナマステという際は、「胸の前で両手を合わせるポーズ(拝むようなポーズ)」をとったほうが良いでしょう。
その際に会釈(えしゃく)を行う必要性はありませんので、相手の目を見てナマステと言いながら、先ほどのポーズも相手にしっかりと見せるようにすると良いです。

次に、インドの「服装のマナー」も学んでおきましょう。
インドでは、服装に対してかなり厳しい考えを持っています。
例えば、「女性は肌を露出しない」で生活するのが基本となっていますので、「スカートのような肌を露出する服」には注意したほうが良いです。

このような服装をしていても注意されないことはありますが、インド人にとっては好ましい人物ではないため、誰も声をかけないだけなのです。
それと、「腰布を身に付ける」ようにすると、さらにインド人と同じような格好でコミュニケーションをとれるようになります。

また、インド人は温泉、水浴びであっても「服を着たまま」で行います。
全裸になって温泉に入ってしまうと、好奇の目で見られることが多くなり、人によっては嫌悪感を示すこともあるので、このようなマナーも良く理解しておいたほうが良いでしょう。

食事のマナー

インドの食事のマナーについてですが、「手を清潔にしておき食事をとる」ことが肝要です。
そのため、食事は「利き手(右手が好ましい)」という考えを理解して、食事をとるようにしたほうが良いです。
なぜ、利き手ではないほうを使用してはいけないのか?というと、「不浄な手」だからです。
トイレなどでは、利き手とは逆の手を使って紙などでお尻を拭きますが、そのような行為で、利き手とは逆の手は汚れやすいという考えが、インドには存在するのです。

また、水を飲む際もコップから口を離して飲むようにしましょう。
口をつけて飲むことそのものが禁じられているわけではありませんが、口の汚れがコップについてしまうという考えを持たれるため、マナーを理解せずに水を飲んでいると思われることがあります。
特に、複数人で1つのコップを使いまわす際は、このようなマナーを知らないというだけで、周りの人から嫌悪されることもあるので注意してください。

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