海外での基礎マナー【アメリカ編】

アメリカでの基本的なマナー

国が変わればマナーも変わります。
アメリカのマナーには、どのようなものがあるのでしょうか。
基本的なものを見ていきます。

日常的なマナー

日本では何気なくやりがちなピースにも、日本とは違う意味が出てくることがあります。
手の甲を相手に見せてピースサインをすると、中指を立てる仕草と同じで、侮辱する意味のジェスチャーになります。
女性の場合、日本では意味なく髪の毛をいじることがありますが、アメリカでは誘惑されていると誤解されたり、不潔と見られたりしますので避けましょう。
自分を指す時、アメリカでは片手を胸に持っていくことで示します。
アメリカではヒップホップ系のファッションは、ストリートギャングと誤解されることがありますので避けます。

買い物や飲食でお店に入った時でも、挨拶するようにします。
混雑したエレベーターから降りる時、無言で押して降りるのはマナー違反とされますので、Excuse meと声をかけて降ります。
アメリカでは喫煙に関して厳しい決まりがあり、公共施設内のほとんどは禁煙であったり、ポイ捨てや歩きタバコもマナー違反とされたりしますので、喫煙者の人は気をつけましょう。
誰かと一緒の時には確認してから吸うのがマナーです。

アメリカではチップが一般的となっています。
サービスを受けた場合は、忘れずにチップを渡します。
チップを渡される立場である職業は、チップをもらうことを考慮して基本的な給与が低く設定されていることが多く、渡し忘れると彼らの生活に響くということを理解しておきましょう。
良いサービスを受けたと感じれば多めに、サービスが良くなかったと感じれば少なめにしても構いません。
ただ、チップを減らすのであればどこが不満だったのか、相手に伝えたほうが良いです。
無言のままであまりに少ない額にする、というのはマナー違反とされます。

ホテル滞在中など、チップとして使用頻度の高い1ドル札は多めに持っておくようにします。
チップが必要となる主な相手は、ドアマン、ポーター、ホテルの清掃担当、ホテルなどの玄関から駐車場へ車を持っていくバレットパーキング、レストランのウェイトレスやウェイター、タクシードライバーなどです。

飲食でのマナー

アメリカで飲酒できるのは21歳からで、日本人は若く見られがちなためバー等では年齢証明を求められることもあります。
証明できないと飲酒できませんので、必ず年齢証明できるようなものを持ち歩きます。
なお、人前で酔っ払うのはマナーがないと見られますし、公共の場でお酒を飲むのは禁止されているので注意しましょう。

飲食店で店員を呼ぶ時は大きな声で呼ばないようにし、手を挙げて静かに合図するか、気付いてくれるまで待ちます。
自分の近くに置いてあっても、食事中の人の前を横切るようにして物を取らないようにし、声をかけて取ってもらうのがマナーです。
会計時に支払いを別にするのはマナー違反となりますので、まとめて支払うようにします。

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