海外での基礎マナー【イギリス編】

イギリスの日常的なマナー

イギリス人では、どんな時でもPleaseとThank youを忘れないようにします。
たとえばコンビニで買い物をする時、飲食店で注文する時、バスを降りる時などにも必ず言います。
何も言わないとマナーの悪い人と見られてしまいます。

日本でも行列できちんと順番を守るというのは当然のマナーですが、イギリスでも同じです。
並び方の基本は、一列に並び空いたところに進む形式なので、窓口や扉の前には並ばないようにします。
レディーファーストとは関係なく、イギリスではドアを開けたら後を確認し、人がいれば押さえて開けておいてあげます。
もし、誰かが開けてくれていたらきちんとお礼を言いましょう。
鼻をすするのはイギリスでは避け、すぐに相手に断ってから鼻をかむようにします。

イギリス人はSorryという言葉もよく使います。
それは、このひと言にごめんなさいという意味だけでなく、色々なニュアンスが含まれるからです。
道で人にぶつかったら、自分が悪い訳ではなくても謝った方が良いでしょう。
知らない人をじっと見ることは失礼なだけでなく、アグレッシブな行為と取られます。
怒られることもありますので、あまり見ないようにします。

また、イギリスでは公共の場で大きな声で話すのは、マナーがないとされています。
イギリス人はアメリカ人のようにボディタッチをしません。
最初に握手はしても、その後は少しスペースを空けたがる人が多いですので、近づき過ぎないように気をつけます。
ゲップは非常に汚いとされているので、人前ではできるだけ控えます。

会話、ジェスチャーのマナー

イギリスの人は、感情を表に出すのを嫌いますので、会話などで他の人と接する際は注意します。
欧米では、はっきりと物を言うイメージがありますが、イギリスでは他人の意見などにあまりストレートに批判したり反対したりするのは良くない、とされています。
ストレートに反対しないようにし、自分の意見は遠回しに伝えるようにします。
相手に向かい中指を立てる、手の甲を向けてピースをするのは相手を侮辱する下品なジェスチャーですので、しないように気をつけます。

食事のマナー

食事中は常に手をテーブルの上に置くのがイギリス式のマナーです。
ナイフやフォークは舐めたり振ったりしないようにします。
また、他の国ではやって良い場合がありますが、イギリスの場合フォークを左手から右手へ持ち替える行為はマナー違反とみなされます。
スープは手前から奥へ向かってスプーンですくい、残り少なくなったらお皿の手前を持ち上げて奥に溜めてすくいやすくします。
イギリス式の朝食で出てくるトーストは、つい手で持って食べたくなりますが、一般的にはフォークとナイフで切って食べます。

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