海外での基礎マナー【ロシア編】

ロシアでの基本的なマナー

ロシアでは旧ソ連時代の名残が今もところとごろで見られます。
たとえば、鉄道駅や空港、軍事施設のような場所の写真撮影は、旧ソ連時代には禁止でした。
今では比較的ゆるくなったとは言え、やはりそういった施設での写真撮影は避けた方が無難です。
日本でも同じですが、無断で人にカメラを向けるのはマナー違反です。
撮影したい場合は、相手に撮ってもいいか聞いてからにしましょう。
ロシアは喫煙大国と言われていますが、そんなロシアでも最近はレストランの多くが禁煙となっています。
一部に喫煙席を設けているレストランも中にはあります。

旧ソ連時代にはチップの習慣がなかったのですが、現在のロシアでは観光客がよく行くような場所では期待されるようになりました。
強制ではないのですが、なるべくチップ用の小銭を用意しておいた方が良いでしょう。
ロシアでもレディーファーストの習慣が根付いていますので、男性は女性を優先させるようにします。
日本では子どもが騒いでいても、他人であれば大人が叱ることも少ないですが、ロシアでは他人でもきちんと叱りつけるのが普通です。
また、地下鉄やバスの車内では、お年寄りに席を譲るようにします。

ロシアで外出する際のマナーと注意

ロシアではレストランなどのドレスコードがそんなに厳しくないので、一流のレストランであっても大抵はドレス、ネクタイの着用なしでも構いません。
ですが、女性ならスカート、男性ならジャケットなどを1着は用意し、ラフすぎる服装は避けてTPOを考えた装いはできるようにしておきましょう。

観光で教会を見に行く時は、本来その場所が祈りのための厳粛な場であることを忘れないようにし、ミサなどの邪魔をしないよう静かに見学します。
女性は教会ではスカーフで髪を覆うように義務付けられていることがあります。
そういった場合、きちんとその場所の決まりに従いましょう。
もし持っていないのであれば、貸してもらえないか聞いてみましょう。

ロシアでは外出する際、国民でも身分証明書の携帯が法律によって義務付けられています。
観光客の場合はパスポートになりますが、必ず持って歩くようにしましょう。
警官がチェックしており、持っていないと罰金を取られます。
中には法外な金額を要求してくる悪徳警官もいますので、注意しなければなりません。
ロシアでは警察がその場で罰金の支払いを求めることが認められていないため、すぐにその場で支払う必要はないです。
そして、警官は身分証の提示を要求されたら提示しなければならない、と義務付けられています。
また、せっかくロシアに来たからと、夜の街でお酒を飲みたい人もいるかもしれませんが、ロシアで夜に出歩くのは危険なので避けた方が良いでしょう。

最新記事

マナー講座

ビジネスマナー講座
冠婚葬祭
お問い合わせ