海外での基礎マナー【フランス編】

フランスの日常的なマナー

どこの国でも挨拶は重要ですが、フランスの場合お店に入る時だけでなく出る時にも挨拶をします。
入る時にはこんにちは、出る時にはさようならと挨拶するのは、基本と考えて良いでしょう。
例外は、デパートや大型のスーパーです。
ただ、この場合もレジでの支払いの時、レジの人と挨拶はするようにします。
そして飲食店で頼んだものが運ばれてきたら、きちんとありがとうを言います。
フランスではチップは必須ではなく、臨機応変に払います。
2008年に新禁煙法が施行されたため、屋内の公的な空間は全て禁煙となっています。
外のテラス席などでは喫煙しても構いません。

あくびは相手に対する非常に失礼な行為とされているため、どうしても我慢できない時は必ず口を手に当てて隠すようにします。
日本では鼻をかむ音の方が不快だという人が多いですが、欧米では逆で鼻をすする音の方が不快にさせてしまうので気をつけましょう。
これも日本ではあまり気にする機会がありませんが、宗教的、政治的なシンボルには注意した方が良いです。
場合によってはドイツのハーケンクロイツのように、法律で禁止されているものや国もありますので、身に着けないでいた方が無難です。

飲食でのマナー

フランスではカフェにも色々な決まり事があります。
担当者がテーブルにより決められているため、近くにいるからと呼んでも担当でない場合には来てくれません。
また、カフェでも席ごとに値段が違うことが多いです。
基本的には1番安いのが立ち飲みとなるカウンター席、次が店内のテーブル席、1番高いのは外にあるテラス席となります。
また、コーヒー1杯しか頼んでいない場合でも、何時間滞在しても何も言われませんし嫌な顔もされません。
良くも悪くも放っておいてくれるのがフランスのカフェです。

レストランでも色々と気をつけるべきことがあります。
特にそれなりに良いお店では、注意しないと恥ずかしい思いをすることになるかもしれません。
フランスでは良いサービスを受けたければ、お客の方もそれにふさわしい人間でなければならないのです。
レストランに合った服装で行き、立ち振る舞いにも気を配ります。
大きな声で話すのは厳禁です。

欧米では共通していますが、飲食する時に音を立てるのはフランスでもタブーです。
日本ではお酒は女性がつぐもの、というイメージを持つ人が多いですが、フランスの良いレストランでは基本的にはギャルソンがワインをつぎ、自分でついで良いお店では男性の役目となります。
フランスは階級社会であり、猫背で姿勢が良くない人は良い階級の人とは見てもらえません。
その場合、良いサービスを受けられないこともありますので、気をつけましょう。

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