海外での基礎マナー【オーストラリア編】

オーストラリアにおけるマナーの基本

オーストラリアでは、公共の場所での飲酒は禁止されています。
イベントの際には一時的に飲酒できるケースはありますが、これは例外的なもので、どこででも飲酒が認められているわけではないので注意しましょう。
またお酒は、日本のようにコンビニやドラッグストアでは販売されておらず、販売許可を持つ専門店でのみ販売されています。

オーストラリアでは知らない人とでも軽い挨拶をかわしますが、これはマナーです。
例えば店に入れば「元気?」と話しかけられますが、これは日本でいう「いらっしゃいませ」のようなものと考えましょう。
店員から「元気?」と話しかけられたら「まあまあだよ」など、あいさつの定番文句を返すのがマナーとなっています。

挨拶だけでなく、サンキューというお礼の言葉も、オーストラリアではきちんと声に出して伝える習慣があります。
日本のように会釈で済ませてしまうと失礼に当たるため、注意しましょう。
例えば電車やバスの中で他人に席を譲ってもらったり、扉を開けてもらったなら、きちんと言葉でサンキューとお礼を伝えることがマナーです。

日本とは異なるマナーはある?

オーストラリアでは当たり前だと考えられているマナーの中には、日本人が知っているマナーや常識とは大きく異なるものが少なくありません。
例えばバス停からバスに乗る際には、手を挙げて合図しなければバスは止まってくれません。
日本ならバス停のそばに人が立っていれば必ず止まりますが、オーストラリアでは乗る人がバスの運転手に乗りたいという意思表示をしなければスルーされることが多いのです。

パーティに招待された場合、日本では開始時刻に合わせて到着することがマナーだとされています。
しかしオーストラリアの場合には遅れていくのがマナーなので、早く到着しすぎないように注意しなければいけません。
パーティのホスト側も、ゲストが遅れてくることを想定して準備していることが多いです。
時間通りに到着すると、ほかには誰もゲストが来ていないという事態になりかねません。
どのぐらい遅れたらよいのかという点ですが、30分から1時間ほど遅れていくのがオーストラリアではちょうど良いと考えられています。

日本と同じマナーは?

オーストラリアのマナーには、日本とよく似たものもあります。
例えばパーティなどに招待された場合には、手ぶらはNGです。
日本でも手土産を持っていくのがマナーですが、それはオーストラリアでも同じです。
何をもっていけばよいかという点ですが、アフタヌーンティー的なものならスイーツを持参すればよいですし、お酒がふるまわれるディナーパーティならお酒やオードブル的なものを持参すれば失敗しにくいでしょう。

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